無脂乳固形分とは?牛乳の味や栄養に影響する要素を解説

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牛乳の成分表示を見たことがありますか?「乳脂肪分」や「無脂乳固形分」という言葉を目にしたことがあるかもしれませんが、その意味を正しく理解している人は多くありません。特に「無脂乳固形分」は牛乳の味や栄養に大きな影響を与える重要な要素です。本記事では、無脂乳固形分とは何か、どのような役割を果たしているのかを詳しく解説します。
無脂乳固形分とは?
無脂乳固形分(Non-Fat Milk Solids)とは、牛乳から乳脂肪分と水分を除いた後に残る固形成分のことです。具体的には、以下の成分が含まれます。
- 乳たんぱく質(カゼインやホエイ)
- 乳糖(牛乳に含まれる天然の糖分)
- ミネラル(カルシウム、リン、カリウムなど)
- ビタミン(ビタミンB群など)
無脂乳固形分は、牛乳の濃厚さやコク、風味に大きく関わります。牛乳の成分表示では「乳脂肪分」とともに記載されていることが多く、乳脂肪分が少なくても無脂乳固形分が高ければ、しっかりとした味わいの牛乳になります。
無脂乳固形分が高いとどうなる?
牛乳の無脂乳固形分が高いと、以下のようなメリットがあります。
1. 味が濃くなる
無脂乳固形分が多いと、乳たんぱく質や乳糖の割合が増え、よりコクのある味わいになります。濃厚な牛乳が好きな人にとって、無脂乳固形分の高い牛乳は満足度が高いでしょう。
2. 栄養価が高くなる
無脂乳固形分には、たんぱく質やミネラルが豊富に含まれています。そのため、成長期の子どもや、筋肉をつけたい人、骨を丈夫にしたい人にとって、無脂乳固形分の高い牛乳はおすすめです。
3. 加工食品に適している
ヨーグルトやチーズ、アイスクリームなどの乳製品を作る際、無脂乳固形分の高い牛乳を使用すると、なめらかで濃厚な仕上がりになります。そのため、乳製品メーカーでは無脂乳固形分を調整することが一般的です。

無脂乳固形分の低い牛乳とは?
一方で、無脂乳固形分が低い牛乳は、比較的あっさりとした飲み口になります。特に、低脂肪乳や無脂肪乳は乳脂肪分だけでなく無脂乳固形分も低めに設定されていることが多く、サラッとした口当たりになるのが特徴です。
無脂乳固形分が低い牛乳の特徴:
- さっぱりとした味わい
- 飲みやすく、ゴクゴク飲める
- カロリーが低め
脂肪分を抑えたいけれど、濃厚な味わいもほしいという場合は、無脂乳固形分が比較的高めの低脂肪乳を選ぶのも一つの方法です。

無脂乳固形分をチェックする方法
牛乳の成分表示には、「乳脂肪分」と「無脂乳固形分」が記載されています。一般的な牛乳の無脂乳固形分の範囲は 8.0~9.0% 程度ですが、濃厚なタイプの牛乳では 9.0%以上 になることもあります。
例えば:
- 一般的な牛乳:無脂乳固形分 8.3~8.8%
- 濃厚牛乳(成分調整乳):無脂乳固形分 9.0~10.0%
- 低脂肪乳:無脂乳固形分 7.5~8.5%
スーパーで牛乳を選ぶ際に、「乳脂肪分」だけでなく「無脂乳固形分」にも注目すると、自分の好みに合った牛乳を選びやすくなります。
まとめ
無脂乳固形分は、牛乳の味や栄養価に大きく影響を与える重要な成分です。無脂乳固形分が高いほど濃厚でコクのある味わいになり、栄養価も高くなります。一方で、無脂乳固形分が低い牛乳はさっぱりとした飲み口が特徴です。
これまで牛乳を選ぶ際に「乳脂肪分」しか見ていなかった人は、次回の買い物で「無脂乳固形分」にも注目してみてください。自分にぴったりの牛乳が見つかるかもしれません!
