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日本の牛乳とバッファローミルクの違いとは?味・栄養・用途を徹底比較!

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牛乳といえば、日本では主にホルスタイン種の乳牛から搾られた牛乳が流通しています。しかし、世界にはさまざまな種類の乳が存在し、その中でも「バッファローミルク(水牛の乳)」は、インドやパキスタン、イタリアなどで広く飲まれています。

日本ではあまり馴染みがないバッファローミルクですが、実は牛乳と比べて味や栄養、用途に大きな違いがあります。本記事では、日本で一般的に飲まれている牛乳とバッファローミルクの違いについて、詳しく解説していきます!


そもそもバッファローミルクとは?

バッファローミルクとは、「水牛(バッファロー)」から搾られるミルクのことです。牛乳は一般的に「ホルスタイン種」や「ジャージー種」などの乳牛から生産されますが、バッファローミルクは主に**水牛(Murrah種やJafarabadi種など)**から採られます。

バッファローミルクがよく飲まれる国は以下のような地域です:

  • インド、パキスタン(世界最大の生産・消費国)
  • イタリア(モッツァレラチーズの原料として使用)
  • エジプト、トルコ(伝統的な乳製品に活用)
  • ネパール、バングラデシュ(日常的に飲まれる)

インドやパキスタンでは、牛乳よりもバッファローミルクの方が主流で、家庭でも日常的に使われています。一方、ヨーロッパではチーズの原料として重宝されています。

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日本の牛乳とバッファローミルクの違いを比較!

味と風味の違い

日本の牛乳(ホルスタイン種)とバッファローミルクを比べると、味や風味に大きな違いがあります。

項目日本の牛乳(ホルスタイン種)バッファローミルク
さっぱりしていて飲みやすいクリーミーで濃厚
コク軽め非常に濃厚で甘みが強い
口当たりサラッとしているもったりして重め
やや白っぽいより白く、不透明

バッファローミルクは、乳脂肪分が高いため、より濃厚でリッチな味わいです。特にチーズやデザートに加工すると、そのコクと風味の違いが際立ちます。


栄養成分の違い

バッファローミルクは、牛乳と比べて乳脂肪分・タンパク質・カルシウムが多く、栄養価が高いのが特徴です。

栄養成分(100mlあたり)日本の牛乳(ホルスタイン種)バッファローミルク
エネルギー約67 kcal約100 kcal
脂肪約3.5 g約6〜8 g
タンパク質約3.3 g約4.5 g
カルシウム約110 mg約195 mg
ラクトース(乳糖)約4.8 g約4.5 g

ポイント!

  • バッファローミルクの脂肪分は牛乳の2倍近く! → そのため、より濃厚な口当たりになる
  • タンパク質やカルシウムも豊富 → 成長期の子どもや高齢者にも栄養価が高い
  • 乳糖(ラクトース)は若干少なめ → ラクトース不耐症の人にも飲みやすい可能性がある

乳製品としての用途の違い

バッファローミルクは、特にチーズやヨーグルト、デザートの材料として使われることが多いです。

【日本の牛乳の主な用途】

  • そのまま飲む
  • コーヒー・紅茶に入れる
  • ヨーグルト(一般的なプレーンヨーグルト)
  • バター、チーズ(チェダーやカマンベール)

【バッファローミルクの主な用途】

  • モッツァレラチーズ(ピザやカプレーゼに使用)
  • リコッタチーズ(イタリア料理のデザートやパスタ)
  • 濃厚ヨーグルト(ギリシャヨーグルトのような食感)
  • インドのラッシーやミルクティー(チャイ)
  • バスマティライスと一緒に炊く(インドのミルク粥)

特に**「モッツァレラチーズ」は、バッファローミルクで作ると風味が強く、コクが増す**ため、本場のイタリアでは牛乳ではなくバッファローミルクが好まれます。


日本でバッファローミルクは飲める?

日本ではバッファローミルクはほとんど流通していませんが、一部の専門店やオンラインショップで購入できます。また、バッファローミルクを使ったモッツァレラチーズは、輸入食品店や高級スーパーなどで手に入れることができます。

バッファローミルクそのものを飲んでみたい場合は、インド料理店やネパール料理店で出されるラッシーなどを試してみるのもおすすめです。


どちらを選ぶべき?牛乳とバッファローミルクの使い分け

シーンおすすめのミルク
そのまま飲む日本の牛乳(さっぱりした味)
カフェオレ・ミルクティーバッファローミルク(濃厚なコク)
チーズを作るバッファローミルク(モッツァレラやリコッタ)
ヨーグルトバッファローミルク(濃厚な食感)
健康志向・ダイエット日本の牛乳(低カロリー)

まとめ

日本の牛乳はサッパリしていて飲みやすく、普段の食事にぴったり!
バッファローミルクは濃厚で栄養価が高く、チーズやデザート作りに最適!
乳糖が少なめで、ラクトース不耐症の人にも向いている可能性がある!
日本では入手しにくいが、チーズやヨーグルトなら比較的手に入る!

日本ではなかなか馴染みのないバッファローミルクですが、一度試してみると、その濃厚な味わいに驚くはずです。ぜひ、新しい乳製品の世界を楽しんでみてください!

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年間1000Lの牛乳を消費している牛乳大好き家族の主。牛乳好きを増やす、牛乳嫌いを減らす、牛乳の有用性を広く伝える事を目的として活動中。
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