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成分無調整牛乳と成分調整牛乳の違いとは?どっちが体にいいの?

daichan

スーパーで牛乳を選ぶとき、「成分無調整」と「成分調整」の2種類があることに気づいたことはありますか?でも、その違いを正しく理解している人は意外と少ないかもしれません。どちらが体にいいのか、どんな人に向いているのか、詳しく解説していきます。


成分無調整牛乳って?

成分無調整牛乳は、しぼったままの生乳をほぼそのままパックに詰めたものです。安全のために殺菌はされていますが、脂肪やたんぱく質などの成分は自然なまま残っています。

特徴

  • 生乳100%使用
  • 脂肪やたんぱく質の調整なし
  • 自然な風味とコクがある

乳脂肪分はおおよそ3.5%ですが、季節や牛の育つ環境によって若干変わります。そのため、冬場は脂肪分が少し高くなり、夏場は低くなることもあります。牛乳本来の濃厚な味わいを楽しみたい人におすすめです。

また、成分が調整されていないため、ヨーグルトやチーズ作りにも適しています。料理に使うとコクが増し、風味が豊かになります。


成分調整牛乳って?

成分調整牛乳は、飲みやすくするために牛乳の成分を調整したものです。例えば、脂肪を減らしたり、水分を加えて濃度を調整したりすることがあります。

いろいろな種類

  • 低脂肪牛乳:脂肪分を減らしてカロリーを抑えたもの(脂肪分1.5~2.0%程度)
  • 無脂肪牛乳:ほとんど脂肪を含まない(脂肪分0.5%以下)
  • 乳糖調整牛乳:牛乳に含まれる乳糖を分解し、お腹がゴロゴロしにくくしたもの

成分調整牛乳は、脂肪を抑えたい人や、お腹をこわしやすい人、ダイエット中の人に向いています。また、すっきりとした飲み心地なので、コーヒーやシリアルと合わせやすいのも特徴です。

さらに、乳糖不耐症の人には乳糖調整牛乳が特におすすめです。牛乳を飲むとお腹がゴロゴロしやすい人でも安心して飲むことができます。


どっちが体にいいの?

どちらの牛乳が体にいいのかは、飲む人の目的や体質によって異なります。

1. 栄養の違い

成分無調整牛乳には、カルシウムやたんぱく質、ビタミンがバランスよく含まれています。一方、成分調整牛乳は脂肪を減らしているため、カロリーは低めになります。ただし、脂肪分を減らすとビタミンAやDの吸収率が下がる可能性があります。

2. お腹に優しいのは?

牛乳を飲むとお腹がゴロゴロする「乳糖不耐症」の人は、乳糖調整牛乳を選ぶと安心です。乳糖をあらかじめ分解しているため、消化しやすくなっています。また、無脂肪牛乳や低脂肪牛乳も比較的お腹に優しい傾向があります。

3. ダイエットには?

カロリーを抑えたい人には、低脂肪牛乳や無脂肪牛乳がおすすめです。特に無脂肪牛乳はカロリーが低く、ダイエット中の飲み物として適しています。ただし、脂肪を極端に減らすと満足感が減ることもあるため、食事全体のバランスを考えながら選びましょう。

4. 味の違い

成分無調整牛乳は、コクがあって自然な甘みが感じられます。成分調整牛乳はさっぱりした味わいで、さらっと飲みやすいのが特徴です。どちらを選ぶかは、好みによる部分も大きいです。

5. 用途に合わせて選ぶ

  • 料理やお菓子作り:成分無調整牛乳のほうがコクがあり、料理の風味を引き立てます。
  • シリアルやコーヒーに入れる:成分調整牛乳はすっきりした味わいなので、飲み物に加えてもクセが少ないです。
  • 運動後のたんぱく質補給:成分無調整牛乳はたんぱく質が豊富なので、筋トレ後の栄養補給に向いています。
  • ダイエット中の飲み物:無脂肪牛乳はカロリーが低く、ヘルシー志向の人にぴったりです。

まとめ

どちらの牛乳を選ぶかは、自分の体質や目的によって変わります。

  • 自然な栄養をしっかり摂りたいなら成分無調整牛乳
  • カロリーを抑えたいなら成分調整牛乳(低脂肪・無脂肪)
  • お腹が弱い人は乳糖調整牛乳が安心
  • 味の好みで選ぶのもアリ!
  • 料理や用途に応じて使い分けるのもおすすめ
  • 運動後にはたんぱく質豊富な成分無調整牛乳がベスト
  • ダイエット中の人には低脂肪・無脂肪牛乳が適している

どちらが体にいいかは一概には決められませんが、それぞれの特徴を知って自分に合った牛乳を選ぶことが大切です。ぜひ、自分にぴったりの牛乳を見つけて、おいしく健康的に飲みましょう!

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milk guide
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年間1000Lの牛乳を消費している牛乳大好き家族の主。牛乳好きを増やす、牛乳嫌いを減らす、牛乳の有用性を広く伝える事を目的として活動中。
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