脱脂粉乳とスキムミルクの違いとは?意外と知らない2つのミルクの特徴

「脱脂粉乳とスキムミルクって同じもの?それとも違うの?」
牛乳に関連する食品を調べていると、「脱脂粉乳」と「スキムミルク」という2つの言葉を目にすることがあるかもしれません。一見、同じもののように思えますが、実は違いがあります。
この記事では、脱脂粉乳とスキムミルクの違いについて詳しく解説し、それぞれの特徴や使い分けについて紹介します。
脱脂粉乳とスキムミルクは同じもの?
結論から言うと、基本的には「脱脂粉乳」と「スキムミルク」は同じものを指します。
「スキムミルク(Skim Milk Powder)」は英語表記であり、日本語に訳すと「脱脂粉乳」となります。
しかし、日本国内では、一般的に次のような違いがあると言われています。
- 脱脂粉乳:工業用や業務用として使われることが多い。
- スキムミルク:一般消費者向けに販売され、より品質が高いものが多い。
そのため、「スキムミルク」はスーパーなどで家庭用として販売され、「脱脂粉乳」は食品メーカーや加工業者向けに使われることが多いのです。
また、「スキムミルク」は厳密に言えば「スキムミルクパウダー(Skim Milk Powder)」の略称として使われることが多いですが、このスキムミルクパウダーは脱脂粉乳と全く同じものです。
一部の文脈では液体のスキムミルク(脱脂乳)を指すこともありますが、一般的に販売されているスキムミルクは粉末状であり、脱脂粉乳と同じ意味で使われます。
ですので、「スキムミルクと脱脂粉乳はほぼ同じ」と考えて問題ありません。
製造方法は同じ?
脱脂粉乳もスキムミルクも、基本的な製造方法は同じです。
- 生乳から脂肪分(クリーム)を遠心分離機で取り除く
- 低温で濃縮し、水分を蒸発させる
- 噴霧乾燥(スプレードライ)によって粉末化する
このプロセスを経ることで、脂肪分が1.5%未満の粉末ミルクが作られます。化学的な処理は施されておらず、牛乳から脂肪を除去して乾燥させただけのシンプルな製品です。
栄養価に違いはあるのか?
脱脂粉乳とスキムミルクの栄養価にはほとんど違いはありません。
栄養成分(100gあたり) | 脱脂粉乳 | スキムミルク |
---|---|---|
エネルギー(kcal) | 約373 | 約370 |
たんぱく質(g) | 約36.0 | 約35.5 |
脂質(g) | 約1.0 | 約1.0 |
炭水化物(g) | 約52.0 | 約51.5 |
カルシウム(mg) | 約1300 | 約1280 |
どちらも、低脂肪でありながらたんぱく質やカルシウムが豊富で、栄養価が高い食品であることが分かります。
風味や溶けやすさの違いは?
「脱脂粉乳はまずい」「スキムミルクの方が美味しい」と言われることがありますが、これは製造工程や品質管理の違いによるものです。
脱脂粉乳の特徴
- 工業用や業務用として使用されることが多く、品質が一定ではない場合がある。
- 風味がややクセがあることがある。
- 溶けにくいものもある。
スキムミルクの特徴
- 一般消費者向けに販売されるため、品質管理が厳しく、味や風味が安定している。
- 粒子が細かく加工されており、水に溶けやすい。
- クセが少なく、飲みやすい。
スーパーなどで販売されているスキムミルクは、飲み物として使うことを前提に加工されているため、溶けやすく、風味も良いという特徴があります。
一方で、業務用の脱脂粉乳は、パンやお菓子、加工食品の原料として使われるため、風味が気にならない場合もあります。
使い分けのポイント
それぞれの特徴を踏まえ、使い分けるポイントを紹介します。
✅ 飲料やコーヒーに混ぜるなら「スキムミルク」
→ クセが少なく溶けやすいため、コーヒーや紅茶に加えても美味しく飲める。
✅ 料理やお菓子作りならどちらでもOK
→ パン、クッキー、シチューなどの料理に使う場合は、どちらも問題なく利用できる。
✅ コストを抑えたいなら「脱脂粉乳」
→ 業務用や大容量パックならコスパが良いので、価格を重視するならこちら。
結論:違いは「用途と品質」
まとめると、
- 脱脂粉乳とスキムミルクは基本的に同じもの(スキムミルクは脱脂粉乳の英語名)。
- 違いは用途や品質管理にある。
- スキムミルクは一般向けに加工されており、風味が良く溶けやすい。
- 脱脂粉乳は業務用が多く、コスパが良いが溶けにくいこともある。
日常で使うなら「スキムミルク」、価格を重視するなら「脱脂粉乳」と考えるとよいでしょう。
この違いを知って、自分に合った使い方をしてみてください!