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ホエイとカゼインだけじゃない!知っておきたいタンパク質の種類と特徴

daichan

「牛乳にはホエイとカゼインという2種類のタンパク質がある」と知ると、 「じゃあ他のタンパク質はどんなものがあるの?」 と気になりませんか?

実は、タンパク質にはさまざまな種類があり、それぞれ 体への吸収速度や働きが違う んです。そこで今回は、 ホエイとカゼイン以外のタンパク質 に焦点を当て、特徴や効果的な摂取方法を詳しく解説します!

タンパク質の種類は主に2つ

タンパク質は 「動物性タンパク質」と「植物性タンパク質」 の2つに大きく分類されます。

動物性タンパク質植物性タンパク質
主な食品肉、魚、卵、乳製品大豆、ナッツ、穀物
アミノ酸バランス必須アミノ酸が豊富一部のアミノ酸が不足しがち
吸収率高い(効率よく筋肉や体の材料になる)比較的低い(組み合わせて摂取が必要)
特徴筋肉づくりに向いている消化に時間がかかるが、食物繊維や抗酸化成分も含む

ホエイとカゼインは 牛乳由来の動物性タンパク質 ですが、他にも多くの種類があります。それぞれのタンパク質について、詳しく見ていきましょう!

動物性タンパク質の種類と特徴

① 卵白タンパク(エッグプロテイン)

吸収速度:中程度(2〜3時間)

卵白(白身)に含まれるタンパク質で、 アミノ酸バランスが非常に優れている のが特徴です。特に 筋肉の合成に重要な「ロイシン」 を多く含んでいるため、筋トレやダイエット中にもおすすめ。

  • 特徴
    ・必須アミノ酸が豊富
    ・乳製品アレルギーの人でも摂取しやすい
    ・ホエイとカゼインの中間的な吸収速度
  • おすすめの摂取タイミング
    ✅ 朝食(腹持ちが良く、1日のスタートに最適)
    ✅ 運動後(ホエイほど速くないが、持続的に吸収される)

② 肉や魚のタンパク質

吸収速度:中程度(2〜4時間)

牛肉・鶏肉・豚肉・魚などにも高品質なタンパク質が含まれています。特に 魚に含まれる「フィッシュプロテイン」 は、体に良いオメガ3脂肪酸も含まれているため、 筋肉をつけつつ健康を維持したい人に最適 です。

  • 特徴
    ・筋肉づくりに必要なBCAAが豊富
    ・魚は抗炎症作用のあるEPA・DHAも含む
    ・肉は鉄分も補えるため、貧血予防にも◎
  • おすすめの摂取タイミング
    ✅ 昼食や夕食(バランスの良い食事に)
    ✅ 筋トレ後の食事(筋肉修復をサポート)

③ コラーゲンプロテイン(ゼラチン由来)

吸収速度:速い(1時間以内)

コラーゲンは 肌や関節の健康に関わるタンパク質 で、主に ゼラチン から摂取できます。最近では コラーゲンペプチド として手軽に摂取できるサプリやプロテインも人気です。

  • 特徴
    ・肌のハリやツヤをサポート
    ・関節や靭帯の健康維持に役立つ
    ・筋肉づくりには向かないが、美容や関節ケアに◎
  • おすすめの摂取タイミング
    ✅ 寝る前(睡眠中の成長ホルモン分泌をサポート)
    ✅ 美容目的なら1日1回コラーゲンペプチドを摂取

植物性タンパク質の種類と特徴

① 大豆タンパク(ソイプロテイン)

吸収速度:遅い(5〜7時間)

大豆由来のタンパク質で、 カゼインと同じようにゆっくり吸収される のが特徴です。筋肉の分解を防ぎながら、 女性ホルモンに似た「イソフラボン」 も含まれているため、 女性の健康維持にも効果的 です。

  • 特徴
    ・長時間の栄養補給に最適(寝る前にも◎)
    ・植物性でありながら必須アミノ酸を多く含む
    ・ダイエットや美容におすすめ
  • おすすめの摂取タイミング
    ✅ 寝る前(ゆっくり吸収され、筋肉の分解を防ぐ)
    ✅ 間食(腹持ちがよく、ダイエット向き)

② エンドウ豆タンパク(ピープロテイン)

吸収速度:中程度(3〜4時間)

最近注目されている エンドウ豆(ピース)由来のタンパク質 で、 筋肉づくりに必要なBCAAが豊富。消化しやすく、 乳製品や大豆アレルギーの人にも適している ため、幅広い人におすすめです。

  • 特徴
    ・消化に優しく、アレルギーの心配が少ない
    ・筋肉の回復をサポート
    ・ビーガンやベジタリアンの人にも◎
  • おすすめの摂取タイミング
    ✅ 朝食や間食(腹持ちが良い)
    ✅ 運動後(筋肉回復をサポート)

まとめ:目的に合わせてタンパク質を選ぼう!

タンパク質にはホエイやカゼイン以外にも さまざまな種類 があります。

目的おすすめのタンパク質
筋肉をつけたいホエイ、エッグプロテイン、ピープロテイン
筋肉の分解を防ぎたいカゼイン、ソイプロテイン
肌や関節をケアしたいコラーゲンプロテイン
アレルギー対応をしたいピープロテイン、ソイプロテイン
ダイエット・腹持ち重視ソイプロテイン、カゼイン

それぞれの特徴を知り、 自分のライフスタイルや目的に合ったタンパク質 を選ぶことで、 より効率的に健康をサポート できます!

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年間1000Lの牛乳を消費している牛乳大好き家族の主。牛乳好きを増やす、牛乳嫌いを減らす、牛乳の有用性を広く伝える事を目的として活動中。
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